人工知能は偽情報の新たな「刺客」となるのか【Media Innovation Newsletter】6/1号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。東京スカイツリーが本日から平日に限り営業を再開するとのこと。大手テーマパークやデパートなども今月から徐々に営業を再開し始めており、そろそろ限界だという声が聞こえてくるようです。 「Media Innovation Newsle…

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人工知能は偽情報の新たな「刺客」となるのか【Media Innovation Newsletter】6/1号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。東京スカイツリーが本日から平日に限り営業を再開するとのこと。大手テーマパークやデパートなども今月から徐々に営業を再開し始めており、そろそろ限界だという声が聞こえてくるようです。

「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。

6月1日の注目記事チェック

まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。

文章を自動生成するAIが、偽情報で人間を欺く日がやってくる (WIRED)

GPT-3は、高精度に文章を自動生成できるアプリケーションで、イーロン・マスク氏ら実業家、投資家が設立した、人工知能を研究する非営利団体OpenAIが昨年6月に発表しました。研究によれば、GPT-3が生成した文章は、読み手の意見に大きな影響を与えることができ、使い方次第では偽情報の拡散に悪用される危険性があるとされています。現時点では、論文レベルの長さの文章を生成することは難しいそうですが、ただでさえフェイクニュースの蔓延が社会問題となっており、GPT-3が抱える危険性は「最重要課題」と指摘されています。

真っ先に変えるべきは日本人の「思考」 オードリー・タンが貫く「透明性」と「多様性」 (IT Media)

台湾のデジタル改革を率いるオードリー・タン氏は、徹底して透明性と多様性を重視しています。日本では、デジタル庁がまもなく発足しますが、お世辞にも多様性があるとは言えない従来の組織体系から脱却し、全国民を巻き込んだデジタル改革を実践していくことが求められています。

Facebook、ロシアが依然最大の偽情報発信源と報告 (CNET Japan)

リアル観戦を超える? NTTが世界に仕掛ける「次世代スポーツ観戦」 (Forbes Japan)

AIチャットボット「りんな」のrinnaとUneeQを日本展開するデジタルヒューマンが協業、顔・声・視聴覚を持つ雑談AI実現 (ITMedia)

企業のデジタル変革、まずはソーシャルメディア活用から (Forbes Japan)

Appleのデータセンターが中国で稼働 当局の規制強化に対応 (IT Media)

【MMD研究所】ライブコマースに関する利用実態調査を実施 (シンクアド)

SNS解析システム導入へ AI捜査で人物相関図作成 (日本経済新聞)

Appleは支配者か 判事「値下げ、競争の結果ではない」 (日本経済新聞)

Apple、Podcasts サブスクリプションの開始を 6 月まで延期、Podcasts アプリの改善を約束 (9To5Mac 英文)

6月1日のMIオススメ記事

ここからはMIに掲載された記事を紹介します。

himalayaが新たなフェーズへ、クリエイターのコネクタープラットフォームを目指す。…連載「音声が切り拓くメディアの未来#8」【会員限定】

中国初の音声サービスhimalayaを日本で展開するシマラヤジャパンのCEO 安陽(An Yang)氏へのインタビューです。コロナ禍で急激に注目を集める音声サービスとして、この1年間で大きな飛躍を遂げている同社は、日本の音声市場をどのように切り拓こうとしているのでしょうか。

米フロリダで選挙候補者のSNSアカウント凍結を禁止する新法・・・世界各地で強まる「政府VSソーシャルメディア」の構図【会員限定】

米フロリダでは、プラットフォーム企業が持つ力を強く制限しようとする新法が生まれました。憲法や現行法との矛盾が指摘されているものの、規制の動きはフロリダ州だけでなく世界各地で今後も焦点となる話題でしょう。インドやロシアの政府は、さらに厳しくコントロールしようと圧力をかけていることも報じられています。

フランスの広告代理店Pubilicis Groupe、NewsGuardとの提携を発表・・・メディアや広告におけるフェイクニュースに対処【会員限定】

ブルームバーグの「開発と成長」、苦境を支えた3つのポイントとは

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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!

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《Hideaki Taga》

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