TBSが急成長するウェブトゥーン市場へ参入、NAVERグループ等と合弁で

TBSは14日、韓国最大手IT企業NAVERのグループ会社NAVER WEBTOON社及びウェブトゥーンに特化したマンガ制作会社SHINE partners社と合弁で、韓国に縦読み電子マンガであるウェブトゥーン制作会社を設立することを発表しました。

ウェブトゥーンは、従来の雑誌や単行本として出版される漫画や、それをデジタル化したウェブコミックと違い、当初からパソコンやスマートフォンでの閲覧が想定され製作されています。そのため、従来のように横向きに開く複数のページで構成されるのではなく、各章ごとに縦スクロールすることで閲覧できます。また、ウェブでの展開が前提となるので、全ページカラーが基本となり、音楽やアニメーションが追加されることも特徴です。

韓国で2000年代前半に誕生したウェブトゥーンですが、縦型スタイルがスマートフォンとマッチし、2010年代に入るとアジアを中心に世界に広がっていきました。日本でも「LINEマンガ」や「ピッコマ」がリリースされ、2020年にはウェブトゥーン原作のネットフリックスオリジナルドラマ「梨泰院クラス」が大ヒットしました。「梨泰院クラス」がヒットした2020年時点で、2600億円とされるウェブトゥーン市場は、2027年には1兆8700億円と急成長が見込まれています。

NAVER WEBTOON社は、韓国NAVERグループに属するウェブトゥーンプラットフォーム運営企業で、現在18か国語で8700万ユーザーにウェブトゥーンコンテンツを提供しています。同社のプラットフォームに掲載されるwebtoonコンテンツは製作者の所有となりますが、映画、ドラマ、出版などを通じた多様な事業領域への展開により収益を拡大させています。同社は、今回のTBSとの合弁により、ウェブトゥーンコンテンツを原作とした映像制作の強化を図っています。

また、TBSとしても、グローバルな成長が見込まれるウェブトゥーン市場へ参入することで同社の推進するグローバルIP(知的財産)戦略を強化するとともに、ウェブトゥーンを原作とした作品の日本での映像化にも積極的に取り組みたい考えです。

2,779ファンいいね
226フォロワーフォロー
2,459フォロワーフォロー

【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

最新ニュース

期待の新メディアスタートアップ「セマフォー」とは?【Media Innovation Weekly】7/4号

ニュースサイクルが一巡し、ニュースメディアの成長は一段落した感がありますが、2024年の大統領選挙に向けて、この領域にチャレンジしようとするスタートアップ「セマフォー」(Semafor)が注目を集めています。

NewsPicks、新編集長に泉秀一氏が就任「希望を灯すメディア」を目指す

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」は、...

ニュースレター業界最大手サブスタック、不況の影響で14%の人員削減を実施

クリエイター経済を襲う嵐は3ヵ月か?3年か?それ...
Taketo Yoshida
Media Innovation編集部 ジャーナリズムとニュースメディアのマネタイズに興味あり。

関連記事

Advertisment ad adsense adlogger