電通デジタルと電通、データクリーンルーム環境を一元管理する「TOBIRAS」を開発 認定アナリスト制度も

株式会社電通デジタルと株式会社電通は、複数のデータクリーンルーム環境での分析・運用を一元管理するシステム基盤「TOBIRAS(トビラス)」を開発しました。合わせて、データクリーンルームに特化した専門スキルや、改正個人情報保護法などの法律や関連規約への知見を持つ社員を認定する「認定アナリスト制度」を導入しました。

改正個人情報保護法の施行やブラウザやアプリOSの仕様変更に伴い、Cookieや広告識別子のマーケティング活用にユーザーの適切な事前同意および許諾が必要となるケースが増えている中、プラットフォーム事業者が許諾を取得したデータやその他の外部データを個人が特定できない環境で分析しながら、従来以上に高度なデータマーケティングを可能にするデータクリーンルームの活用に注目が集まっています。

電通デジタルと電通は、グループの海外事業を統括支援する電通インターナショナル社と共に、各プラットフォーム事業者のデータクリーンルームの利用ライセンスを獲得。現在までに900件以上の分析結果やソリューションを提供してきました。

一方、データクリーンルームはプラットフォーム事業者ごとに分析に必要な環境やシステムの仕様が異なるため、運用の一元化やデータクリーンルーム同士のデータを比較検討するために「TOBIRAS」を開発しました。

「TOBIRAS」は、複数のデータクリーンルームに対し一括で安全なデータ転送が可能で、同一の集計や補正ロジックで各データクリーンルームの分析結果を統一指標で比較評価でき、コーディングなどの関連操作の多くが自動化されるため、スピーディで安定的に、正確で柔軟な分析結果を提供できます。

さらに、これまで電通デジタルと電通が開発してきたデータクリーンルーム関連のプロダクトを「TOBIRAS」と連携させ、TOBIRAS Insight / TOBIRAS Activation / TOBIRAS Measurement / TOBIRAS Optimizationとして体系化・再構築。これにより、ターゲット分析・デジタル広告プランニング・効果測定・運用の最適化など、マーケティングの目的や課題に合わせてデータクリーンルームのデータや分析結果を効果的に活用することができるとしています。

また、データクリーンルームにおけるデータ連携や活用には、データサイエンスの専門的・法的知識などの人財のノウハウが求められることも課題であったため、データクリーンルームに特化した独自の研修・育成制度を整備しました。

統計や機械学習に関するデータサイエンスの専門知識や実務経験に加え、法律や規約を正しく理解し適法な許諾の範囲において活用を行う法令順守の視点や、データ利活用が生活者にとって有益な内容になっているかを見極める顧客体験の視点などのデータ・エシックスの専門性を兼ね備えた社員を「認定アナリスト」として、現時点で300名以上を認定。「TOBIRAS」や関連プロダクトを活用し、Cookieフリー時代における顧客企業のマーケティング変革を支援していくとしています。

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Nakashima Takeharu
「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

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