ワシントン・ポストがガーディアンの買収を検討? 広報担当社は絵文字で返答

先日お伝えしたように、ワシントン・ポストの会員数が低迷していて、ニューヨーク・タイムズは「ガーディアン、エコノミスト、AP通信の買収の初期交渉も行った」と伝えています。ただ、若干買収ターゲットとしては荒唐無稽にも思えます。

ガーディアンは英国を代表する高級紙で、ペイウォールを使ったサブスクリプションは行っておらず、寄付によって収益を上げ、全ての記事を公開するという方針を貫いています。そのガーディアンを展開するGuardian Media Groupの広報担当社はツイッターで絵文字を使って反応。シリアスな話にはどうもなって無さそうな雰囲気です。

ちなみに、ガーディアンは約100年間、信託基金の元で運営されてきましたが、2008年からはそれを継ぐ一般の企業体であるスコットトラストによって運営されています。民間企業であるものの、配当金の支払いが禁じられるなど、継続的に新聞発行を続けるための制約が課されています。一方のAP通信は法人格のない協同組合組織であり、ジェフ・ベゾスほどの大金持ちでも買収は難しいと見られます。

エコノミストはイタリアの財閥アニェッリ家のエクソールが所有しています。デジタルでも成功を収めていると言われますが、名前が挙がった3つのメディアの中では最もワシントン・ポストとの親和性という意味ではありそうです。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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