LINE株式会社とエムスリー株式会社は、オンライン医療事業を目的とした合弁会社「LINEヘルスケア株式会社」を1月4日付で設立しました。出資比率はLINEが51%でエムスリーが49%でLINEの連結子会社となります。代表にはLINE執行役員の室山真一郎氏が就任します。
新会社では、LINEの7800万人のユーザー基盤と、エムスリーの「m3.com」における27万人の医師会員、国内の半数強にあたる16万人以上の薬剤師の会員基盤、日本最大級の医療総合メディア「QLife」や医師相談サービス「AskDoctors」などの基盤を活用し、LINEを活用した医療に関するQ&Aや遠隔健康医療相談、オンライン診療などを展開していくとのこと。
まずは2019年中に遠隔健康医療相談サービスを開始、法整備の状況を見ながら、処方箋の宅配サービスなども検討していくとしています。
医師向けサイト「m3.com」を皮切りに、多彩な医療関係事業を広げているエムスリーですが、今回の提携事業はPatient Support Program(M3PSP)として企業向けパッケージとして推進されているようです。
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ちなみに、相談件数を疾病カテゴリで分けると、ガン(疑い含む)が31%で最多。続いて、婦人科(13%)、整形外科(11%)、小児科(10%)、希少疾患(5%)、精神科(5%)などと続きます。
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2019年3月期 第2四半期決算発表資料より
社会保障費の高騰が続く中で、患者数の削減や医療費の削減も大きなテーマとなっています。LINEとエムスリーの提携により、病院に足を運ぶ前にLINEを通じて簡易的でも相談ができ、的確な選択肢の提示を行う事ができれば、非常にインパクトの大きな事業となりそうです。