中央公論新社は、雑誌「婦人公論」から生まれた会員組織「婦人公論ff俱楽部」の会員数が、開設から約1年半となる2025年5月に1万5000人を突破したことを発表しました。また、Web「婦人公論.jp」のLINE公式アカウントメディアは友だち数が100万人を超えています。
「婦人公論」は2026年で創刊110年を迎える歴史ある雑誌で、「婦人公論ff俱楽部」は2023年10月に発足した登録費・会費すべて無料のデジタル会員サービスです。本組織は、紙の読者を超えて幅広い世代の会員を獲得しています。
同社は会員向けに様々なイベントやプレゼント企画を実施しているほか、意識調査やアンケートも行い、雑誌の企画やクライアントの課題解決などに活用しています。調査を実施しているのは「婦人公論女性の生き方研究所」です。
今回の発表に合わせて、「高齢になった親の食生活で困っていること」に関する調査結果を公開しており、今後も投資事情やペットとの暮らしかたについてなど、多様なテーマでアンケートを行う方針です。
Webメディア「婦人公論.jp」では、女性たちにとって身近で切実なテーマを取り上げた雑誌版の特集記事に加え、Webならではの芸能、ドラマ、介護、人間関係、健康、漫画、お金、美容、教養など、幅広いジャンルの記事を配信し、月間平均1,864万PVを記録しています。
また、「婦人公論.jp」のLINE公式アカウントメディアは、2020年夏にスタートし、サイト内の選りすぐりの記事を週4回配信。2025年6月に友だち数が100万人を突破し、7月28日時点で100万1989人となっています。

「婦人公論」を中心に広がる会員組織、SNS、編集ノウハウを活かした様々な取り組みが、女性のニーズに応えています。
「婦人公論ff俱楽部」とLINEアカウントメディアの成長は、紙媒体の信頼性とデジタルの即時性を融合させた読者接点の拡張を示しています。雑誌やメディアの運営において、コミュニティ形成とコンテンツ配信の両輪を活かしたブランド価値の再構築が、今後の読者戦略において重要な鍵となるでしょう。