オックスフォード大学のロイタージャーナリズム研究所が新型コロナウイルス(Covid-19)関連の誤情報を検知するために懸命に続けられているファクトチェックで得られた知見をレポートとしてまとめています。
これは2020年1月~3月の間に英語で発信された225件のサンプルを分析したものです。感染拡大が深刻化する中で、誤情報は急速に増加していて、実施されたファクトチェックも9倍以上に増加しています。
調査によれば、誤情報は一部の真実を含むものの、捻じ曲げたり、文脈を変えたり、再構成することで作られたものが59%と過半数で、完全に捏造されたものは38%だったそうです。また、ディープフェイクのような高度な技術を活用したものは少なく、過去の写真を再利用したり一部加工した程度の単純なものが多かったそうです。
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ファクトチェックの規模は急拡大
1月~3月にかけて新型コロナウイルスに関するファクトチェックの件数は急拡大。世界中のファクトチェッカーが懸命な活動をしていることが分かります。
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