アップル、ポッドキャストのサブスクリプションサービスを協議中

アップルが、独自のポッドキャストのサブスクリプションサービスを協議中だと、The Informationが報じました。ただ、同誌はアップルはこうしたメディアサービスのアイデアを常に検討しているとして必ずしも実際のサービスに結びつくかは不透明だとも述べています。 一方…

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アップルが、独自のポッドキャストのサブスクリプションサービスを協議中だと、The Informationが報じました。ただ、同誌はアップルはこうしたメディアサービスのアイデアを常に検討しているとして必ずしも実際のサービスに結びつくかは不透明だとも述べています。

一方でThe Informationを追いかけたBloombergは、2021年にポッドキャストのサブスクリプションサービスを開始する予定だと計画に詳しい筋からの情報として伝えています。

アップルが提供しているポッドキャストアプリは広く世界的に利用されています。現在は無料アプリですが、独自のコンテンツを投入して、有料のサブスクリプションサービスとして展開する可能性は大いにありそうです。同社は「Apple Music」「Apple News+」「Apple TV」などメディアのサブスクリプションサービスに力を入れていて、デバイスの販売から、サービスの販売に収益の柱を移行しようとしています。

ポッドキャストは巨大プラットフォーマーの投資の最前線となっています。

Spotifyは様々な買収を通じてポッドキャストを成長の柱として育てていてミシェル・オバマやジョー・ローガンなどの著名人から巨額の報酬でポッドキャストの独占権を得ています。アマゾンも「Amazon Music」でポッドキャストを開始し、昨年末にはポッドキャストパブリッシャーのWonderlyを買収しました。これらは広告モデルがメインですが、「Luminary」や「Sticher」「Quake」といった一部有料のコンテンツを提供しているポッドキャストサービスも登場してきています。

プラットフォーム側のポッドキャスト取り込みが加熱する中で、ポッドキャストのクリエイターにとっても収益化の道が用意される事になり、ますますポッドキャストの世界が盛り上がっていきそうです。

《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの業務全般に携わっています。

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