ウクライナに侵攻したロシアは国内の情報統制を強めていて、批判的な論調にアクセスできるTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアについてもアクセスを遮断しています。
このうちTwitterは9日、こうしたアクセスブロックに対抗した、ロシア国内からもアクセスでき、プライバシーを保護したバージョンを提供開始したと明らかにしました。
Twitterが提供開始したのは、匿名化されたインターネットを実現するTorを使ったもので、専用のソフトウェアを利用することで、政府のアクセスブロックを回避してTwitterのコンテンツにアクセスできます。同様の仕組みはFacebookも過去から提供していて、相応のユーザー数がいると伝えられています。
セキュリティエンジニアでTorを使ったFacebook、ニューヨーク・タイムズ、BBCなどのサイト開発にも携わってきたアレック・マフェット氏が「これは私のツイートの中で過去最も重要で、待ち望まれてきたものです」と述べて、TorでアクセスするためのURLを報告しています。
Twitterの公式サイトでもTorでアクセスするためのURLの記載が確認できます。