サブスクリプション転換の優等生と見られてきたワシントン・ポストですが、ニューヨーク・タイムズによれば2022年には赤字に転落する見通しだということです。有料のサブスクリプションは300万人を下回り、デジタル広告収入は上半期、約7000万ドルに落ち込んでいるそうです(前年同期比15%減)。
ワシントン・ポストは米国の首都ワシントンDCを拠点とし、米国で最も強力で世界的にも尊敬を受けるメディアです。昨年1月6日の米国連邦議会議事堂での暴動に関する報道では、公共サービス部門のピューリッツァー賞を受賞しています。ただし、ドナルド・トランプ前大統領に関する報道で伸びた側面もあり、その後の成長ではニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルに差をつけられているようです。