朝日新聞社は、2024年3月7日に、オトナルと共同で実施した「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」の概要を発表しました。
ポッドキャストは、インターネットを通じた音声コンテンツの配信方法として、世界的にも注目されています。米国のポッドキャスト広告市場は、2022年に前年比+26%の成長を遂げ、2025年には約40億ドルの市場規模になると予測されています。
調査によると、国内のポッドキャスト利用率は15.7%であり、特に15-19歳の若年層では3人に1人がポッドキャストユーザーであることが明らかになりました。朝日新聞ポッドキャストのユーザーは、Z世代が約半数を占め、情報感度が高く、新しいトレンドに敏感であることが特徴です。
また、中でも朝日新聞のポッドキャストユーザーは、他メディアユーザーよりも新しいトレンドに敏感であり、有料動画コンテンツの利用も積極的ということが分かったそうです。
また、週1回以上ポッドキャストを聴くユーザーが72.5%に上り、多くの番組を定期的に聴取しています。94.4%が「ながら聴き」をしており、配信者との距離感の近さを楽しむ目的で聴いていることがわかりました。
さらに、非ユーザーと比較して、企業の決裁権者や学生が多いことがわかりました。経営者、役員、管理職を合わせた企業の決裁権者は、非ユーザーが9.2%に対し、朝日新聞ポッドキャストユーザーでは、18.1%でした。学生の比率も、非ユーザーが6.4%に対し、朝日新聞ポッドキャストユーザーは14.5%で、多い傾向がみられました。
ポッドキャストは価値あるユーザーにリーチできるメディアという調査結果だと言えるでしょう。