【メディア企業徹底考察 #174】業績堅調メルカリの足を引っ張るアメリカ事業はTemuとの戦いへ

・メルカリは業績好調もアメリカ事業が課題
・競合Temuの影響でリユース市場が苦戦
・戦略転換検討の必要性が高まっている

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株式会社メルカリの業績が堅調です。

2024年6月期(2023年7月1日~2024年6月30日)は増収増益で着地しました。メルカリはコロナ特需が生じた2021年6月に黒字転換を果たした後、翌期は赤字に転落。2023年6月期に再び黒字化していました。2025年6月期は会社初の期初時点での連結業績予想を開示。今期も増収増益を予想しており、好調が続くことを印象づけました。

鬼門となっているのがアメリカ事業。売上高の源泉となる流通取引総額の減少が止まりません。これはメルカリだけでなく、競合eBayも状況はほぼ同じ。要因の一つとして、EC業界に価格破壊を起こしているTemuの侵攻があります。

鑑定機能の浸透が不十分で予想をやや下回っての着地

2024年6月期の売上高に当たる売上収益は、前期比9.0%増の1,874億円、営業利益は同12.9%増の188億円でした。


《不破聡》

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