3DアルゴリズムのSapeetが新規上場、売上比率の高い親会社PKSHAとの関係に変化は?【メディア企業徹底考察 #180】

生成AIの開発などを行う株式会社Sapeetが、2024年9月24日の上場承認され、10月29日にグロース市場の新規上場します。

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3DアルゴリズムのSapeetが新規上場、売上比率の高い親会社PKSHAとの関係に変化は?【メディア企業徹底考察 #180】
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AIの開発などを行う株式会社Sapeetが、2024年9月24日の上場承認され、10月29日にグロース市場に新規上場します。

Sapeetは姿勢のゆがみをAIで可視化し、分析結果に応じたプログラムを提案するシステム「シセイカルテ」が収益基盤。フィットネスクラブやパーソナルジム、整骨院、エステなどへの導入が進んでいます。売上規模は4~5億円と大きくはないものの、2024年9月期は3Qの売上高が前年同期間のおよそ1.6倍のペースで拡大するなど、力強く成長中。

ただし、この会社は株式会社PKSHA Technologyの連結子会社で、売上高の15~20%を親会社から得ています。そして、上場後は持分法適用関連会社になるため、その変化がどの程度業績に跳ね返るかが中期的な成長のポイントとなるでしょう。

PKSHAからの借入金4億5,000万円で事業資金を捻出

Sapeetはいわゆる東大ベンチャーです。創業者でCEOの築山英治氏が東大在学中にアメフト部に所属しており、体型の変化で服選びに困ったことから、大学院で物理演算ベースの3D仮想試着の研究に従事。2016年3月に会社を設立しました。


《不破聡》

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