フラーが電通とヤプリの出資を受け入れて再度の新規上場へ【メディア企業徹底考察 #276】

・フラーは電通とヤプリの出資を受け、上場と事業拡大を目指す
・アプリ分析からアプリ開発へ事業をシフトし、案件獲得が増加中
・遠隔地拠点の課題と人材育成が今後の成長の鍵となる

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フラーが電通とヤプリの出資を受け入れて再度の新規上場へ【メディア企業徹底考察 #276】
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アプリの制作や分析サービスを提供するフラー株式会社が6月19日に上場承認され、7月24日にグロース市場に新規上場しました。

フラーは2023年にも上場が承認されたものの、「情報管理に関して確認すべき事項が発生したため」に上場を中止。監査役や弁護士による調査結果をもとに、重要情報の管理などに関する業務手順の改善を進めました。その間に電通グループとヤプリの出資を受け入れ、両社の持分法適用関連会社になっています。

もともとのアプリ分析サービスは勢いを失っています。電通のグループ会社となったことで案件の獲得が進み、堅調に成長する未来も見えてきます。

上場後は創業者の影響力が更に低下する見込み


《不破聡》

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