RAKSULグループのノバセル株式会社は、株式会社オールマーケの全株式を取得し、完全子会社化することを決定したと発表しました。株式の取得完了時期は、2025年1月末となる予定です。
ノバセルは広告効果の可視化を強みとし、データを活用するマーケティングソリューションを展開してきました。一方、オールマーケは事業側と支援側の双方で豊富な経験を積んだ、国内トップレベルのプロ人材による独立系WEB広告運用会社です。幅広い業務への対応力と専門性を備え、WEB広告分野において優れた実績を有しています。
今回の子会社化決定の背景には、インターネット広告市場の拡大に伴うデジタル人材の需要の急増があります。経済産業省は、2030年までに約79万人のデジタル人材不足になると予測しており、今後も支援の需要が高まると見込まれます。
ノバセルはオールマーケの子会社化によりデジタルマーケティング領域での支援体制を強化し、独自の戦略立案から精密な広告運用まで一貫したサポートを提供することを決定しました。両社の強みを組み合わせ、顧客企業に持続的な価値を提供し、包括的なマーケティング支援を進化させていく方針です。
オールマーケの代表取締役社長である佐藤大貴氏は、「ビジョンが偶然にも重なっており、お互いの強みをかけ合わせることで、ビジョンを実現させるまでのスピードを上げられると考えました」とコメントしています。
ノバセルの代表取締役社長である田部正樹氏は、「事業会社と支援会社を経験するメンバーが中心で、リード獲得に強みを発揮するオールマーケ社が参画することで、デジタルマーケティング領域において独自の戦略立案から運用までを担う体制が整いました」と述べました。
両社は今後も広告主の視点を大切にし、顧客価値の向上に努め、より多くの顧客に選ばれるサービスの提供を目指していくとしています。デジタル人材不足が懸念される中、両社の統合により、マーケティング支援のさらなる進化が期待されます。