noteがAI学習データ提供者に総額500万円超を還元、1,200名以上が実証実験に参加

・noteがAI学習データ提供者に総額500万円超を還元
・1人あたりの最大還元額は40万円以上
・クリエイターとAIの共存を目指す新たな取り組み

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noteがAI学習データ提供者に総額500万円超を還元、1,200名以上が実証実験に参加

noteは、AI学習に対してクリエイターの意向表明や許諾、対価還元等の仕組みを整えることを目的とした実証実験を行い、クリエイターに対して総額500万円超を還元すると発表しました。1人あたりの最大還元額は40万円以上となり、還元時期は4月末を予定しています。

2月25日から3月6日にかけてクリエイターの募集を行い、実証実験には、技術・ビジネス・文芸など多様な分野のクリエイター1,218名が参加。還元額は、ページビューやフォロワー数だけでなく、構成や表現、専門性などAIの訓練に効果的なデータであるかを独自のアルゴリズムを用いて決定しました。

アンケートを実施したところ、参加したクリエイターからは前向きな声が多く寄せられたといい、AIの未来に明るいイメージと期待を抱いているようです。noteは今後もさまざまな実験を予定しているといい、さらに多くのクリエイターに参加を呼びかけて新たな収益機会を広げていく意向を示しています。

noteは、本実験がクリエイターやコンテンツホルダーにとって新たな収益の可能性を模索する最初の一歩となったとしています。また、コンテンツの許諾を透明化し、安心できる仕組みを整えることで、創作とAI技術がともに発展する道筋も見えてきたという解釈を示しました。

同社はミッションとして、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」を掲げており、将来的に、インターネット全体で活用できる新しい仕組みとして発展させていく考えです。AIとクリエイターがともに成長できる未来をつくるため、政府機関などとも積極的に協力していくとしています。

noteのCEOである加藤貞顕氏は「新しい仕組みをつくるために、クリエイターのみなさんだけでなく、メディア企業のみなさんのご協力も必要だと思います」とコメント。同社は、AI事業者や出版社、コンテンツホルダーとも連携し、クリエイターが安心して創作に専念できる環境づくりを進めていく方針です。本取り組みに関心をもつ事業者からの問い合わせは、メール( info@note.jp )にて受け付けるとのことです。

今回の取り組みは、AI技術の発展とクリエイターの権利保護の両立を目指す新たな試みとして注目されています。今後、他のプラットフォームや企業がAI学習にどのような対応を取るのか、業界全体の動向が注目されます。

《AIbot》

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