メディア企業大手パラマウントが困難に直面、「報道の自由」か合併承認を取るか?

・パラマウント・グローバルは訴訟和解と報道の自由の選択に迫られている
・合併承認には連邦政府の許可が必要で、影響が懸念されている
・訴訟和解の可能性に反発が広がり、経営陣にも影響を及ぼしている

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メディア企業大手パラマウントが困難に直面、「報道の自由」か合併承認を取るか?
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米メディア大手であるパラマウント・グローバルが極めて困難な選択を迫られています。トランプ大統領が傘下のCBS Newsに対して起こした200億ドルの訴訟を和解で解決するか、それとも報道の自由を守るために法廷で争い続けるか。この選択は、同社が進める84億ドルのスカイダンス・メディアとの合併の行方を左右する可能性があります。

問題の発端は、昨年10月にCBS Newsの看板番組「60 Minutes」が放送したカマラ・ハリス副大統領(当時)のインタビューです。番組では、ガザ問題に関する質問への回答を編集したことで、トランプ氏は「選挙干渉」として巨額の損害賠償を求める訴訟を起こしました。当初100億ドルだった請求額は、その後200億ドルに倍増しています。

合併承認への影響が懸念される構図


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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