AIへの不信感が広告効果を低下させる【Media Innovation Weekly】7/22号

・AI生成コンテンツへの不信感が読者の信頼を大きく低下させている
・信頼低下は広告効果にも影響し、費用対効果の懸念が高まっている
・透明性の向上と人間の関与が、信頼維持と効果改善の鍵となる

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AIへの不信感が広告効果を低下させる【Media Innovation Weekly】7/22号

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今週のテーマ解説 AIへの不信感が広告効果を低下させる

メディア業界でAI活用が急速に進む一方で、「AI生成コンテンツ」への根深い不信が読者の側にはあるようです。米国の広告会社Raptiveが実施した最新調査では、読者がAI生成と感じたコンテンツの信頼度が大幅に低下し、さらにその影響が隣接する広告の効果にまで及んでいることが明らかになりました(ADWEEK)。

この現象は「AIスティンク」と呼ばれ、実際にAIが生成したかどうかに関係なく、AI的だと感じられるだけで読者の信頼を失う状況を指しています。人気サイトの広告販売を手がけるRaptiveが今回公表した数字は、メディア企業と広告主双方にとって難しい現実を提示するものです。

信頼度がほぼ半減する「AI疑惑」の深刻さ


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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