NEXYZ.Groupは、同社代表取締役社長兼グループ代表の近藤太香巳氏が、SBIグループの連結子会社であるSBIネオメディアホールディングス(SBIネオメディアHD)の代表取締役副会長に就任したと発表しました。
近藤氏は、エンタテインメントおよびメディア戦略を担う戦略的パートナーとして同社の経営に参画します。
SBIネオメディアHDは、プラットフォームとIP、タレント、先端技術、制作機能を掛け合わせ、「発掘」「拡散」「投融資」を一体化したネオメディア生態系の構築を目的として設立されました。SBIグループの強みである金融データや顧客基盤、デジタル技術とシームレスに連携し、IPやメディア制作、さらに1,000億円規模のコンテンツファンドなどを通じて国内外に展開する計画です。
近藤氏は、まず200社を超えるSBIグループの広告管理体制を見直すことから着手。「ハウスエージェンシー機能」の構築により、効率化とノウハウの内製化を図ります。また、世界中の魅力的な企業への出資やコンテンツの取得および企画・制作を手掛け、それらを各種プラットフォームやメディアに展開する高付加価値の収益モデルを推進する予定です。
加えて、地方自治体・地域メディアとの連携による地方創生にも注力します。地域金融機関との共創によって「第4のメガバンク構想」とも連動し、金融とメディアを融合させた新たな社会インフラの実現を目指すとしています。
近藤氏は1987年に19歳でホームテレホン販売を行う「日本電機通信」を起業して以来、商号や主力事業を変えながら会社を成長させ、現在のNEXYZ.Groupはエンベデッド・ファイナンス事業およびメディア・プロモーション事業の2つを軸に事業を展開しています。同氏はこれまでもSBIグループの北尾吉孝氏と共に、フジテレビの経営改革への提言やメディア戦略を打ち立てて発信してきました。
今後は、両者の持つノウハウと金融機関等のネットワークを統合し、NEXYZ.Groupが掲げる理念「まだない常識を、次のあたりまえに。」に基づき、「メディア・IT・金融の融合」を実現させていくとしています。