株式会社フォーエムは、広告主や広告代理店向けに、1600以上のパートナーメディアとのネットワークを活用した統合広告配信プラットフォーム「フォーエムAds」の正式提供を開始しました。同社が構築してきたメディアの広告枠や公式SNSアカウント、ユーザー行動データを活用し、認知から比較検討、獲得までを一気通貫で支援します。
背景には、SNS広告の活用が広がる一方で、既存の接触ユーザーとの重複が増え、新規リーチの拡大が難しくなっているという課題があります。表示頻度の上昇による広告疲れやブランド好感度の低下、CPAの高騰に加え、意図しないWebサイト周辺への広告表示によるブランドセーフティの懸念も指摘されてきました。
フォーエムAdsは、視認性の高いSKIN型広告やインタースクローラーをホワイトリスト方式やアドベリフィケーションで配信する「APM」、出版社や専門メディアの公式SNSアカウントを活用する「NativePost」、メディア上の閲覧・読了・滞在時間などの行動データから関心層を設計する「エンゲージメントターゲティング」の3プロダクトで構成され、単独または組み合わせて提供します。ファーストパーティデータは各メディアがプライバシーポリシーの範囲内で取得・管理し、個人を特定できない形でセグメント化して活用するとしています。

正式提供に先立ち、金融、自動車、BtoBなど複数業種で先行導入を実施しました。金融・クレジットカード領域ではNativePostと行動データ活用によりCPAを約46%削減、自動車領域では22媒体を横断したSKIN型広告配信でクリック率が最大1.78%を記録しました。BtoB・コンサルティング領域では役職や年収データをセグメント化した動画広告配信で、事前想定20%に対し完全視聴率約57%を記録したといいます。
代表取締役の綿本和真氏は、メディアが長年の運営で蓄積したコンテンツやデータ、ユーザー接点を広告主の成果につなげることが、メディア側の新たな収益機会にもなるとコメントしています。



