コンテキスト広告技術を手がけるGumGum(ガムガム)は、キャンペーンブリーフから独自の配信セグメントを生成するAI搭載ツール「Mindset Agent」の提供を開始しました。ローンチパートナーとしてThe Trade Deskが先行対応し、生成したセグメントを同プラットフォーム上で広告配信に活用できます。
Mindset Agentは、キャンペーンブリーフやRFPに記載されたブランド情報、想定オーディエンス、キャンペーンの目的やメッセージなどをAIが読み解き、戦略との関連性が高いコンテンツテーマや広告掲載環境を提案するツールです。従来のコンテキストターゲティングでは、あらかじめ定義されたカテゴリーやキーワードから配信対象を選定する方法が一般的でしたが、同ツールではキャンペーンの意図そのものを起点にセグメントを設計します。
利用の流れは3ステップで構成されています。まずキャンペーンブリーフまたはRFPをMindset Portalへアップロードし、AIがブランド情報やターゲティング要件などを抽出・整理します。次にAIが提案するコンテンツテーマや掲載環境、その理由を確認しながら、テーマの追加・除外やリーチと関連性のバランスを調整します。最後に確定した内容をもとに「カスタムマインドセットセグメント」を生成し、The Trade Deskへ連携して広告配信に利用する仕組みです。
Mindset Agentは、今回刷新された「Mindset Portal」に新たに搭載された機能の一つです。Mindset Portalは、GumGumの中核エンジン「Mindset Graph」による分析やインサイトを活用し、キャンペーンプランニングから広告配信への連携までを支援するプラットフォームとなっています。アテンション予測、コンテキスト分析、クリエイティブ、広告パフォーマンスに関する複数のAI機能を一つに集約しています。

基盤となるMindset Graphは、GumGumが15年以上にわたり培ってきたデータと分析技術を統合したAIデータエンジンです。コンテキスト、クリエイティブ、アテンション、広告配信時の環境、過去の傾向など、数十億に及ぶシグナルを同時に処理し、ベクトルベースの分析手法でキャンペーン目的との関係性を読み解きます。
The Trade DeskのJay Goebel氏(VP of Data Partnerships)は、GumGumのMindset GraphとThe Trade Deskのデータマーケットプレイスの組み合わせにより、キャンペーン戦略を具体的な施策につながるインサイトへ変換できるとコメントしています。GumGumのMarcus Starzel CEOは、AIの役割は従来のターゲティング手法の自動化ではなく、ブランドが生活者との接点をより的確に判断できるよう支援することにあると述べています。
GumGumは2008年創業で米国サンタモニカに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本、オーストラリアを含む19以上の市場で事業を展開しています。



