CotoLab. Inc.は、メディア向けに「AI記事作成ワークフロー」の提供を開始しました。同社は音楽Webメディア「DIGLE MAGAZINE」を運営しており、同メディアは月間最高420万PV、148万UUの実績があるとしています。今回のサービスは、自社メディアで導入してきた記事制作のAI活用を、外部媒体向けに提供するものです。
新サービスは、各媒体の既存の編集フローに合わせて個別設計するオーダーメイド型です。プレスリリースのメールや外部記事のURLをSlackなどのチャットツールで指定すると、媒体の編集ルールに沿った記事ドラフトを生成し、承認後にWordPressなどのCMSへ下書き入稿する流れまでをAIエージェント化します。最終的な編集や公開判断は編集部が担うため、公開権限や品質管理を残したまま、ニュース記事作成の反復作業を効率化できる点を打ち出しています。
対象にしているのは、ニュース記事を増やしたい一方で、編集リソースが不足しているメディア企業です。単に本文を生成するだけでなく、素材の受け取り、内容確認、CMS入稿までを一連のワークフローとして設計するため、既存のチャットツールやCMS環境に組み込みやすいとしています。
同社によると、自社メディアでの導入月である7月には、月間25本のニュース記事制作をAIエージェント化しました。ニュースカテゴリ全175本のうち約14%を自動化し、記事1本あたりの制作時間は約20分から約13分へ短縮しました。担当者1人あたりの1日の記事作成数も約1.5倍に増えたとしています。
導入メリットとして、ニュース記事作成の省力化、公開スピードの向上、編集者やライター以外でも運用しやすい体制づくり、取材や企画、インタビューなどへのリソース集中を挙げています。海外プレスリリースなど他言語コンテンツの日本語化にも対応するとしています。
CotoLab. Inc.代表の西村謙大氏は、人間の編集部を置き換えるのではなく、反復作業をAIに任せることで、取材や企画など価値の高い仕事に集中できる環境をつくることが狙いだと説明しています。ウェブサイトのフォームから。

