ポッドキャストユーザーが若年層を中心に増加 検索・購買行動にも影響あり…ポッドキャスト国内利用実態調査

株式会社オトナルと株式会社朝日新聞社は、ポッドキャストの利用率、利用シーン、利用方法を調査し、まとめた「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2020」を公開しました。調査対象は、20~69歳のポッドキャストを月1回以上聴く人600人(全体調査10,000人)です。

この調査結果から、ポッドキャストユーザーはこの1年で20~30代を中心に急増しており、非ユーザーと比べて情報感度が高いほか、ポッドキャストをきっかけとした検索や購買行動も一定数見られることがわかりました。

20~30代がユーザーの半数を占める

ポッドキャストを聴く頻度を尋ねたところ、14.2%が「1ヶ月に1回以上聴く」ことがわかりました。このことから、国内ポッドキャストユーザーは1123万7000人と推計されます。「ほとんど聴かない」「聴かない」と回答したポッドキャスト非ユーザーは、85.8%でした。性年代別に見ると、男女ともに20代が最も多く、「男性」16.2%、「女性」12.4%となり、「20~30代のユーザー」がポッドキャストユーザー全体の50.8%を占めていました。

過去1年間でユーザーが急増

次に1ヶ月に1回以上ポッドキャストを使う国内ポッドキャストユーザーを対象に、ポッドキャストを聴き始めた時期を尋ねたところ、「2年以上~4年未満」が23.0%と最も多くなりました。また、「1ヶ月未満」10.5%、「1ヶ月以上~半年未満」15.0%、「半年以上~1年未満」21.6%と、1年以内にポッドキャストを聴き始めたユーザーが47.1%と半数近くを占めており、ユーザーが急増していることがわかりました。

情報感度が高く、「音楽」「社会問題」「ビジネス」に関心

情報感度に関する質問では、いずれかの内容にポッドキャストユーザーの92.1%が該当する結果となりました。非ユーザーとなる一般層の該当率をすべての質問項目で上回っており、ポッドキャストユーザーの情報感度の高さがうかがえる結果となっています。

興味・関心分野は、ユーザーと非ユーザーを比べると「その他」を除くすべての項目で、ユーザーの興味・関心の度合いが高い結果となりました。「音楽」「社会問題」「ビジネス」は特に差が見られる結果となっています。「音楽」への関心が高いのは音声メディアである以上当然ともいえますが、ポッドキャストではより深掘りした社会問題への考察や自身のビジネスへ繋がる情報に価値を見出しているユーザーが多いのでしょうか。

ポッドキャストで普段聞いているジャンルは、「ニュース」54.8%、「音楽」52.4%が高い数値となりました。続いて「コメディ/お笑い」29.2%、「社会/文化」18%となっています。「普段聴いているジャンル」より「今後聴きたいジャンル」のほうが回答率が高かったジャンルは、「ビジネス」「健康/フィットネス」「教育」「アート」でした。

検索・購買行動や関連メディアへの誘導に効果あり

ポッドキャストで聴いた情報の検索経験と購入経験を見ると、66.7%が聴いた情報の検索経験が「度々ある」「たまにある」と回答しました。購入経験は、「度々ある」「たまにある」が35.8%となっています。

朝日新聞ポッドキャストの認知率は70.5%。ユーザーは45.3%でした。

朝日新聞ポッドキャストを聴いたユーザーは、朝日新聞の記事閲覧も聴取者ベースで43.3%増加。記事閲覧率の向上に、ポッドキャスト番組が高い効果を発揮することを示しています。

国内外を問わず、ポッドキャストをはじめとした音声配信サービスの需要は急激に高まっています。この調査結果からは、ユーザーが増加しているだけでなく購買行動や他の媒体への誘導に効果があることが読み取れ、音声広告の価値も高まっていくと予想されます。広告主にとっても注目すべき市場であることは間違いないでしょう。

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