米ツイッターは、現地時間9日、月額制サブスクリプションサービス「Twitter Blue」を米国とニュージーランドで提供開始したことを発表しました。iOS、Android、ウェブで提供され、価格は2.99米ドル、4.49ニュージーランドドルです。
「Twitter Blue」は同社初の月額制サブスクサービスで、ツイートのプレビューや取り消し、リーダーモード、ブックマークによる整理など、Twitterをヘビーに利用するユーザー向けのサービスです。今年6月にカナダとオーストラリアで提供開始されていました。
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また、今回のリリースに合わせ、多くのユーザーが待ち望んでいた「広告無しでの記事閲覧」機能が追加されています。Twitter BlueユーザーがiOSとウェブ版のTwitterから提携メディアへアクセスした際、広告が表示されることなく、記事を閲覧することができます。これは、ツイッターが今年5月に買収したサービス「Scroll」の機能で、もっとも追加が望まれていた機能といってもいいでしょう。

提携メディアとして、ワシントン・ポスト、USAトゥデイ、ロイター、バズフィードなど米国の有名メディアが名を連ねています。発表によれば、今後もより多くの地域で多くのメディアと提携するとのこと。また、Twitter Blueのサブスクリプション収入の一部は、提携メディアへ直接送られます。発表では以下のように述べています。
「それぞれの提携メディアが、読者1人に対して広告を表示することで得るよりも50%多くの収入を得られるようにすることが目標です。読者にとってのより良い体験、そして関心のあるジャーナリズムへのより多くのサポートを提供します。」
そのほか、「Scroll」買収時にサービスを停止していた、傘下のキュレーションサービス「Nuzzel」が復活。過去24時間で最も注目を集めた記事を閲覧することができる「Top Articles」として提供されます(Android、デスクトップ版のみ)。また、アプリのアイコン(iOS版のみ)やナビゲーションバーのカスタマイズ、新機能への先行アクセス権も提供開始されています。
同社は今後もユーザーからのフィードバックを受けて、さまざまな便利機能を追加していくほか、「サプライズ」もいくつか用意しているとのこ