ニールセン、クッキーレス環境への対応策としてデジタル広告測定用IDシステムを発表・・・日本では来年4月にリリース予定

メディア業界関連のデータ分析とソリューションを手掛けるニールセン デジタル株式会社は、来年2月1日より順次、日本を含む15市場においてデジタル広告視聴率のために強化されたデジタル広告測定用システム「ニールセン・アイデンティティ・システム(以下:ニールセンIDシステム)」をリリースすることを発表しました。

ニールセンは、クッキーやモバイル広告IDが規制され、使用できなくなりつつある問題に対処するため、また、ますますメディアが細分化されていく未来に備えて、今年7月にデジタルオーディエンス測定の改革を発表しました。

ニールセンIDシステムは、ニールセンがメディアエコシステム全体で相互運用可能な方法で受け取るアイデンティティデータを統合するシステムです。広告主やパブリッシャーは、プラットフォーム間での視聴者の重複が排除されているニールセンの測定を利用することで、デバイスベースではなく「人」ベースで正確な広告効果を測定、把握することが可能になるといいます。

ニールセンIDシステムは、2月1日に英国・イタリア・フランス、4月1日に日本・オーストラリア・インド・ドイツ、5月1日にスペイン・ブラジル・インドネシア・カナダ、6月1日にシンガポール・メキシコ・タイ・香港で順次リリースされる予定です。また、上記の市場以外においても2022年上半期以降、順次リリースを行う予定であるとしています。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

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