ニールセンの調査によると、2024年11月5日に行われた米国大統領選挙の報道を、18のテレビネットワークを通じて推定4230万人が視聴したことが明らかになりました。この数字は、2020年の前回選挙時の視聴者数5690万人と比較すると、25%以上の減少となっています。
視聴者は火曜日の午後7時から午後11時(米国東部時間)まで、今年の選挙結果を見守りました。報道されたネットワークには、主要放送局のABC、CBS、FOX、NBCに加え、ケーブルニュースネットワークのCNN、FOX News Channel、MSNBCなどが含まれています。

年齢層別の視聴率を見ると、55歳以上の視聴者が全体の24.2%を占め、最も高い割合となっています。一方、18~34歳の若年層の視聴率は6.1%にとどまり、若者の政治離れが浮き彫りとなりました。
視聴率の大幅な低下について、メディア業界の専門家は、ストリーミングサービスの台頭や若年層のテレビ離れ、政治への無関心などが要因として考えられると分析しています。
一方で、55歳以上の視聴者が依然として高い割合を占めていることから、高齢者向けのコンテンツ制作や広告戦略にも注目が集まりそうです。