メタバースのハラスメント問題、Metaが「ホライズン・ワールド」にパーソナル境界線を導入

4日、Meta社は同社が開発したVRプラットフォーム”Horizon Worlds”(ホライズン・ワールド)と”Horizon Venues”(ホライズン・ヴェニュー)向けに”Personal Boundary”(パーソナル境界線)を導入したことを発表しました。 ホライズン・ワールドは、2021年暮れに北…

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メタバースのハラスメント問題、Metaが「ホライズン・ワールド」にパーソナル境界線を導入

4日、Meta社は同社が開発したVRプラットフォーム”Horizon Worlds”(ホライズン・ワールド)と”Horizon Venues”(ホライズン・ヴェニュー)向けに”Personal Boundary”(パーソナル境界線)を導入したことを発表しました。

ホライズン・ワールドは、2021年暮れに北米の18歳以上を対象に公開された無料アプリで、ソーシャル要素のある仮想世界を構築するプレイグラウンドです。オンライン上の暴力やハラスメントについて長年悩まされてきたMeta社は、今回パーソナル境界線という機能をデフォルトで有効になるよう設定しました。

パーソナル境界線は、アバター同士が4フィート以上近づけないよう目に見えない境界となり、個人の空間を増やし、見知らぬアバターとの不要なやり取りを回避します。また、パーソナルスペースに誰かが入ろうと境界に達すると、システムが前方への移動を停止したり、触覚のフィードバックもありません。これらは、アバターが誰かのパーソナルスペースに侵入した場合に手が消えるといった、これまでのハラスメント対策に基づいたものです。

パーソナル境界線をデフォルトで常にオンに設定しているのは、プレーヤーの行動規範の設定に役立つと考えているためで、VRのような比較的新しいメディアにとっては重要です。しかしながら、腕を伸ばせば他のアバターとハイタッチやグータッチをすることは可能にしています。

Meta社は人々のVR体験を向上させるため、コミュニティからのフィードバックを集め、改善し続けています。
パーソナル境界線は、VRが人々の快適な交流を支援する可能性を秘めていることを示す強力な例だと考えており、今後も新しい方法を試しながら、探求していくつもりであると述べています。

《hello_cs》

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