再注目されるメール、ただし開封率やクリック率は低下傾向?

メールマーケティングプラットフォームのGetResponseが、Eメールマーケティングのベンチマークを発表しました。GetResponseの顧客が2021年に送った350億通以上のメールのうち約70億通を分析し、少なくとも1,000人の連絡先を持つアクティブな送信者のみを調べました。平均的なメールのオープン、クリック、購読解除、バウンス、スパム (悪用) 苦情の合計値も使用し、ユーザーが行ったすべてのアクションをカウントしています。

GetResponseはマーケティング自動化ソフトウェアプロバイダーとして、電子メール、マーケティングの自動化、ランディングページ、ウェビナーに関する有用な情報が豊富なため、オンライン・マーケティング・キャンペーンをより効果的に計画するのに役立つ新しいセクションとして、いくつかの新しい機能を追加しています。これにより、月ごとの平均結果、送信時間最適化の利用や一般的なウェビナー統計などが明らかになりました。

最新のデータによると、世界の平均Eメール利用率は低下しています。平均オープン率は22.15%から22.02%へとわずかに減少しましたが、平均クリック率の減少は3.43%から2.13%へとより顕著です。調査の結果、最もパフォーマンスの良い時間帯は午前4時、メールの送信に最適な曜日は金曜日と月曜日であることが分かっています。こうした結果を踏まえた上で、さまざまなメールタイプの平均的な開封率、クリック数、購読停止率、スパム苦情率からは、自動化されたメールが一番反応が良いということがわかりました。

毎月の開封率(Open rate)、クリック率(Click-through rate)の推移

こうした結果から、GetResponseはパーソナライズとマーケティングの自動化を強化することにより、顧客のニーズに合わせてコミュニケーションを調整することで、ブランドへの関与を深めてもらうことが必要であるとしています。また、メールの長さ、タイトルのつけ方、絵文字や動画を使うなど、さまざまな工夫を凝らして顧客ごとにアプローチを行うことでより高いクリックスルー率と成果率を期待することができるとしています。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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