嫌われない広告の形とは…?プロダクトプレイスメントに関する調査結果

カカクコムグループの株式会社ガイエは、広告視聴の実態改善を目的として、「嫌われない、新しい広告の形」をテーマにした「プロダクトプレイスメントに関する認識、実態把握調査」を実施し、その結果を発表しました。調査対象は15歳~69歳の男女です。

広告情報や商品情報を映画やテレビコンテンツなど映像コンテンツ内に入れ込む広告手法「プロダクトプレイスメント」に着目し、既に海外で運用されている「デジタル・プレイスメント」という広告手法を日本で普及させることを目的に調査を実施しました。テーマは、視聴者やユーザーに無視されない広告手法とはなにか、これからの広告の形とはなにか、です。

「テレビCM」「Web・インターネット広告(動画以外)」「動画広告(YouTube、TikTokなど)」「合成画像を広告要素として商品・商材をシーン内に入れる広告」「映画館などで本編前などに上映される広告」の5つの広告について、視聴者が持っている印象を尋ねました。

テレビCMは、ポジティブな印象である「商品または企業の認知度が向上する」「商品またはサービスを買ってみたくなる」「情報を信用できる」「商品または企業のイメージが向上する」などが相対的に高くなりました。

「Web・インターネット広告(動画以外)」「動画広告(YouTube、TikTokなど)」は、ネガティブな印象の「広告が不快である」が高くなっています。

「合成画像を広告要素として商品・商材をシーン内に入れる広告」を見ると、「商品または企業の認知度が向上する」約17%、「情報が新鮮である」約13%、「有益である」約13%、「商品または企業のイメージが向上する」約12%となっており、いずれもポジティブな印象が1割以上ありました。

次に、プレイスメント化された動画と、されていない動画を視聴してもらい、それぞれの動画を視聴する際の気持ち(受容性)、プレイスメント技術についてどう思うか(魅力度)、同技術のどのような点に特に魅力を感じるか(特長)を尋ねました。

プレイスメント化された動画を「不快に感じないと思う」16%、「あまり不快に感じないと思う」38%、「どちらともいえない」32%となり、不快に感じないが約5割となっています。

プレイスメント化された動画の視聴に対し、「魅力的」と回答したのは約4割でした。

「動画内に広告が含まれるので、動画を中断する広告が少なくなる」「動画内に広告が含まれることで、有料動画サービスを無料で見られるようになる」「商品・商材が自然に取り扱われているので、ストーリーを邪魔しない」が5割を占めています。

プレイスメント動画を見た後の行動を見ると、いずれの視聴後も「商品についてWebで検索した」が最も高くなりました。次いで「友人・知人・家族と商品を話題にした」「商品のホームページを見た」となっています。

今回の調査により、今までの広告配信の形から、「コンテンツ内に広告情報や商品情報を入れる」プロダクトプレイスメント手法も有効であることが伺えます。プロダクトプレイスメント、特にデジタル・プレイスメントには、新しい広告手法の可能性があると考えられそうです。

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デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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