ワシントン・ポストが人員削減と配置転換・・・人材流出とデジタル購読者50万人減の苦渋の決断

ワシントン・ポスト紙の発行人であるフレッド・ライアン氏は、14日水曜に行われた従業員とのタウンホールミーティングで、同社が異なる報道分野に注力するために、報道部門の一部を含め、来年初めにいくつかの役職を廃止することを明らかにしました。今回の人員削減は一…

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<p>Photo by Chip Somodevilla/Getty Images</p>

ワシントン・ポスト紙の発行人であるフレッド・ライアン氏は、14日水曜に行われた従業員とのタウンホールミーティングで、同社が異なる報道分野に注力するために、報道部門の一部を含め、来年初めにいくつかの役職を廃止することを明らかにしました。今回の人員削減は一桁の割合になると述べ、今後数週間で計画を終了させると付け加えました。

なお、ライアン氏は、この削減は他の分野での雇用で相殺されるため、ニュースルーム全体の人数は減らないだろうと述べました。現在、ワシントン・ポスト紙のスタッフは2,500人、ニュースルームには1,000人以上の社員がいますが、ライアン氏は、従業員からの質問に答えないまま壇上から降りたといいます。総従業員の1割がレイオフの対象となると最大で250名ですが、それ以下(10%以下)の人数だとは明言しました。


《前田邦宏》

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前田邦宏

前田邦宏

メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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