ユーザベースは海外募集による増資で51億円を調達すると発表しました。主幹事はMizuho Internation、払込期日は7月28日の予定。7月9日を基準日として、9.0%のディスカウントで1株あたり1991円での募集となります。発表を受け株価は下落していて、10日の終値は1988円でしたが13日は反発しています。
調達資金は (1)SPEEDAにおけるエキスパートネットワークサービスの開発・運営および海外展開に関する費用、営業・マーケティング費用として23億5000万円 (2)NewsPicksのマーケティング費用およびプロダクト開発費用に6億5000万円 (3)借入金の返済に21億円 としています。
直近の資金調達では2019年12月に東京放送ホールディングス(TBS-HD)から20億円、2020年4月に三菱地所から10億円など上場後も積極的な資本政策を続けています。
Quartzを除く事業は順調に成長を続けていて、MRR(毎月定期的に発生する売上)で7.2億円まで拡大しています。Quartzの買収に伴うものも含めて1Q末時点で約96億円の有利子負債があり、これを圧縮する狙いもありそうです。
