株式会社ARROVAは、ANA NEO株式会社が提供するメタバースサービス「ANA GranWhale」において、ユーザー体験を損なわない新しい広告枠の提供を開始したことを発表しました。
「ANA GranWhale」は、バーチャル旅行空間「V-TRIP」、ショッピング空間「Skyモール」、カスタマイズ可能な個人空間「Skyルーム」で構成されるメタバースプラットフォームです。ユーザーはアバターとして、360°のバーチャル体験を通じて世界中の観光地や文化を楽しむことができます。
新たな広告フォーマットは、従来のバナー広告とは大きく異なり、メタバース空間内に自然に溶け込むデザインが特徴です。デジタル広告の課題であったコンテンツの流れを中断することを防ぎ、ユーザーのメタバース空間への没入感を優先するように設計されました。
■イメージ(青枠が広告枠)

広告がメタバース空間を構成するオブジェクトとして表示されるため、ユーザーは本来の体験に没頭しながら、ブランドメッセージに触れることができます。ユーザーにとって目障りにならないアプローチであり、ブランドの好感度や認知度を向上させる効果が見込まれます。
広告枠の買い付けは、ARROVAが運営する専用DSP「InGameAds for Z」を通じて可能です。ARROVAは、今後もメタバースやゲームにおける広告技術の最前線をリードし、広告業界に革新をもたらしていく意欲を示しています。
「ANA GranWhale」で展開される新広告フォーマットは、ユーザーの没入感を損なわずにブランドメッセージを効果的に伝達する手法として、実際の効果に注目が集まりそうです。今回の取り組みが、デジタル広告の新たな可能性を切り開き、ユーザーと広告主の双方に価値をもたらすアプローチの検討が進むことが期待されます。