株式会社ピアラと株式会社ジーニーは、11月14日付で業務提携契約を締結したと発表しました。両社は、デジタルマーケティング分野での競争力強化を目指し、幅広い分野で協力していく方針です。
ピアラは通販DX事業やマーケティングDX事業を展開する企業で、ダイレクトマーケティングのノウハウを持っています。一方、ジーニーは広告プラットフォーム事業やマーケティングSaaS事業を手がけ、国内シェアトップクラスのプラットフォームを提供している企業です。
今回の提携では、双方のサービスを優先的に紹介し、既存顧客へのクロスセルを推進します。また、ジーニーのグループ会社であるJAPAN AI株式会社が提供する生成AIソリューションの活用と新たな開発を検討する予定です。両社のグループが有するシステム資産やノウハウを活用した業務効率化を進め、コスト削減に取り組みます。

ピアラは2021年12月期から3期連続で赤字を計上しており、収益基盤の強化が課題となっていました。今回の提携により、ジーニーのSaaSテクノロジーとピアラのダイレクトマーケティングのノウハウを組み合わせることで、競争力の向上を図ります。両社は今後、資本業務提携の強化を含めた様々な可能性を検討していく予定です。
デジタルマーケティング市場では、AI技術の進化や規制強化など、企業を取り巻く環境が急速に変化しています。今回の提携により、両社は変化を続ける市場環境に対応しつつ、競争力の強化と企業価値の拡大を図ります。今後の展開や、具体的なサービス内容の変化についても注目が集まりそうです。