産経新聞社は5月20日、SNS上の反応を感情分析して記事化する新たなインターネットメディア「emogram(以下、エモグラム)」を開設しました。最新トレンドに対するSNS上の「喜怒哀楽」の声を分析して記事化するほか、今後“バズる”ことが予想される話題や情報をいち早く紹介するなど、新しいアプローチが特徴です。
エモグラムの最大の特徴は、ニュースや話題に対するSNSやネット上の反応を「喜怒哀楽」や「ポジティブ・ネガティブ」に分けて解析し、発信することです。この特徴から、メディア名は「emotion(感情)」と「gram(記録)」を組み合わせた「emogram(エモグラム)」と名付けられました。掲載コンテンツは、すべて無料で閲覧できます。
取り扱うジャンルは多岐にわたり、エンターテインメントやインフルエンサー、動物、グルメ、美容・コスメティック、ファッション、マネー、育児・子育てなどの幅広いトピックをポジティブな視点で紹介していきます。リアルタイムかつ深い視点で最新のトレンド情報を発信していく方針です。
「エモグラム」の主なターゲット読者は20代から30代の女性で、編集部のライターも同年代の女性で構成。これにより、読者と近い感性や視点からコンテンツを制作することが可能となっています。
これまでにない切り口で情報を提供する「エモグラム」は、SNSの時代において人々の「感情」という新たな軸でニュースや話題を捉え直す試みといえるでしょう。感情分析という手法を用いて単なる情報提供にとどまらない、読者の共感を呼ぶコンテンツ作りに取り組んでおり、今後の展開が注目されます。