FAST、BBM、CCCMKホールディングスの3社は、視聴時間に応じてVポイントが貯まる無料動画配信サービス「V FAST チャンネル」のAndroid版スマートフォンアプリを7月23日にリリースしました。iOS版は8月以降に公開予定です。
「V FAST チャンネル」は、FAST(Free Ad-supported Streaming TV)形式の動画配信サービスです。6月3日にテレビ版アプリが先行リリースされました。
本サービスでは、視聴者がコンテンツを選択することなく、あらかじめ編成されたジャンル別チャンネルを通じて映像を自動配信する「リニア型」の視聴体験を提供しています。これにより、視聴者の利便性を高めつつ、新たな広告価値の創出を図ります。

事前調査で判明した、映像コンテンツは「ながら視聴」する傾向が全体の88%を占めるという結果を受け、同サービスでは「#ゆる見」という新しい視聴スタイルを提案しています。実際に、テレビ版リリース後1ヶ月間の視聴データを分析すると、30代から50代を中心とした年齢層に支持され、平均視聴時間は約4時間となっていました。

視聴のピークは夕方17時から19時および深夜23時から25時台に集中しており、既存のSVODサービスがピークとなる19時から23時を避けた時間帯での視聴が特徴的です。この結果から、視聴者に新たな視聴スタイル「#ゆる見」が受け入れられたことがうかがえます。
今回提供を開始するAndroid版スマートフォンアプリでは、従来のテレビ視聴に加え、移動中や短時間の利用にも対応。テレビ版アプリと同様に視聴時間に応じてVポイントを貯めることができ、旅番組、バラエティ、ドラマなど多様な動画コンテンツを用意しています。
Android版スマートフォンアプリのスタートを記念し、先着1万名にVポイントを付与するキャンペーンを8月31日まで開催しています。詳細はキャンペーンサイトにて公開中です。
また、テレビ版アプリの対応デバイスも拡大し、Google TV(Android TV OS 9以降)とAmazon Fire TVシリーズ(Fire OS 6以降)を新たに推奨環境に追加しました。
3社は今後も、V会員1.3億人を中心に「#ゆる見」を普及させ、日常生活の中で自然と映像コンテンツを楽しみながらVポイントも貯められる新しい視聴スタイルの提案を目指すとしています。