静かに拡大する「ニューヨーク・タイムズ」の提携戦略、サブスクバンドルで読者層を拡大

・ニューヨーク・タイムズは多様なサブスクリプション商品をバンドルし読者拡大を目指している
・地方紙や海外メディアと提携し、デジタルコンテンツの提供で収益と連携を強化している
・国内外での提携と製品多角化でエコシステム拡大やスーパーアプリ化の可能性を模索している

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最も成功したパブリッシャーのサブスクリプションモデルは「ニューヨーク・タイムズ」であることは間違いありません。同社は1000万人を超えるユーザーを獲得。更に、ニュースのみでなく、ゲームやレシピ、商品レビューなど複数のサブスクリプション製品を開発し、それらをバンドルして提供することで一人あたりの収益の拡大も進めています。

このバンドル戦略は自社内のみで完結するものでなく、海外メディアや地方紙などとも手を組むパートナーシップモデルを広げているようです。同社は2027年までに1500万人の購読者を獲得するという目標を掲げていますが、他社とのバンドル戦略はこれを担う重要な戦略になっている可能性があります。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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