コミチは、集英社と協業し、集英社の少女・女性マンガの最新情報を一元的に発信するWebメディア「リマコミ+ニュース」のサービスを8月1日に開始したと発表しました。
同メディアは、「りぼん」「マーガレット」「別冊マーガレット」「ココハナ」「クッキー」「君恋」「デジタルマーガレット」「マンガMee」8誌の連載や最新の読みきりを公開する、集英社の少女・女性向けまんがポータルサイトとして展開されます。
雑誌・コミックスの最新情報、アニメ化・映画化、グッズ、イベント、コラボ企画、インタビューなどを集約した、マンガファンのための「情報ハブ」として機能するように構築されました。

「リマコミ+」という名称は、「りぼんマスコットコミックス」の「り」、「マーガレットコミックス」の「マ」、ふたつの少女・女性向けコミックスレーベル作品に、各デジタルレーベルの様々な少女・女性向け作品を「プラス」し掲載することに由来します。さらに、「読者の毎日に新しい作品との出会いをプラスしたい」という思いも込められています。
特徴は、出版社およびウェブトゥーンスタジオ向けマンガSaaS「コミチ+」と連携する点です。作品と出会う「入り口」としてだけでなく、ニュースを起点にそのまま作品ページへ誘導したり、読後の体験を広げたりと、読者の作品体験を拡張する導線を設計しています。サイトの設計・構築には、表示速度と柔軟な連携性に優れたヘッドレスCMSを採用。より出版社のニーズに応える機能を実装しました。
将来的には雑誌や作品ごとの公式サイトとしても機能し、ストア連携によるグッズ販売やキャンペーン参加など、ファン活動を包括的に支えるプラットフォーム化も視野に入れているとのことです。
コミチは今後も、エンタメ情報統合サイト「コミチプレス」とマンガSaaS「コミチ+」を通じて、出版社やウェブトゥーンスタジオなどのコンテンツホルダーに対し、システム提供、運用支援、デジタルマーケティング支援など、幅広いサポートを提供していくとしています。
コミチは、マンガ編集部を支援するデータサイエンス企業です。集英社とコミチの協業により誕生した「リマコミ+ニュース」は、紙媒体で培ったブランド力を活かして、デジタルで展開していく好例となるでしょう。