AI技術を活用したビジネスアイデアの動画化を手がけるGliaCloud(台湾・台北)は、日本の自治体向けに特化したAI動画制作サービス「GliaStudios」を2025年10月1日より提供開始すると発表しました。
本取り組みでは、自治体との協業に豊富な実績を持つAnnex合同会社(大阪市中央区)とパートナーシップを組み、観光・移住定住・産業振興などの情報発信を、低コスト・短納期・多言語対応で実現します。
日本の自治体が直面する動画制作の課題
訪日観光需要が高まる中、動画コンテンツは自治体にとって欠かせないマーケティング手法となっています。しかし従来型の動画制作は高コストかつ時間がかかり、タイムリーな情報発信を阻んでいます。
AI動画制作ツールが普及しつつあるものの、多くの自治体では人材不足や習熟の難しさ、品質と一貫性を担保するためのガバナンス体制の不足といった運用上の課題に直面しています。
GliaStudiosは、GliaCloud独自のAI技術とデータを活用し、テキストや画像から短時間・低コストで高品質かつインパクトのある動画を生成する「GliaDirector」によって、これらの課題を解決します。さらに、Annex社が持つ企画・台本制作・ガバナンス設計・多言語運用の知見を組み合わせることで、日本の自治体がマーケティングや情報発信力を強化できるよう支援いたします。
サービス概要と特徴
GliaDirectorの主な特徴は以下の通りです:
短納期:従来数週間~1か月規模の制作を数日以内へ短縮
大量生成:観光施設紹介やイベント告知など大量制作にも対応
コスト最適化:既存素材の二次活用で制作費を大幅削減
多言語対応:英語・中国語・韓国語ほか多数言語に対応。ネイティブによる校正オプションも用意
運用フォロー:企画構成、台本作成、配信運用まで一気通貫で支援(Annexが伴走)
地方自治体の活用領域例として、観光PR、移住・定住促進、ふるさと納税プロモーション(EC動画制作など)、地域産品・事業者紹介、イベント・祭り告知、議会・首長広報ダイジェスト、防災・防犯啓発(多言語版)、教育・文化資産のアーカイブなどが想定されています。
熊本県芦北町での導入事例
GliaCloudは、熊本県芦北町のインバウンド観光戦略を刷新しています。AI で生成した高品質かつインパクトのある動画コンテンツを活用し、中国語・英語・韓国語向けに最適化。町のマーケティングと情報発信力を強化しています。制作された動画は、SNSや複数のウェブサイトでのデジタル広告を通じて広く展開されています。
※追加の実績数値や制作本数については、許可される範囲内で後日開示いたします。
提供プランと導入フロー
このたび「自治体向けプラン」のリリースを記念し、特別な導入パッケージを用意いたしました。料金は、自治体の規模やプロジェクト内容に応じて個別にお見積りいたします。各種補助金や助成金を活用したプロジェクト設計についてもサポートいたします。
導入フローは以下の通りです:
1. ヒアリング(目的・KPI・配信先の整理)
2. 台本・構成案の作成(Annex主導、既存素材の棚卸し含む)
3. AI制作・多言語化(ナレーション/字幕/サムネイル)
4. 品質確認(ネイティブチェック)
5. 納品・配信運用(SNS・ウェブ・サイネージ等へ最適化)
共同体制による包括的アプローチ
GliaCloudのAI技術と、Annex社が持つ自治体との協業経験・運営ノウハウを掛け合わせることで、従来型の単発的な動画制作にとどまらず、持続可能なコンテンツ戦略・マーケティング戦略を構築します。本取り組みにより、芦北町のインバウンド観光促進を支援します。
私たちの包括的なアプローチは、制作効率の向上に加え、継続的な伴走支援を組み合わせることで、コンテンツのスケール拡大と成果の「見える化」を実現します。
今後の展望
GliaCloudとAnnex社は、日本各地で自治体とのパートナーシップを拡大しています。私たちの明確な使命は、地域の情報発信力とマーケティング基盤を強化し、観光誘致や産業振興において実際の成果を生み出すことです。そのために、プロモーション効果と住民・来訪者とのエンゲージメントを刷新する革新的なAI動画技術の開発にも注力しています。
「GliaDirector」は、プロモーション動画制作を"贅沢なもの"から"誰もが使える戦略的ツール"へと変革します。従来の制作費用のわずかなコストで、短納期・多言語対応のプロフェッショナル動画を提供し、自治体の広報活動に新たな価値をもたらします。