PayPal、広告ネットワーク「PayPal Ads Manager」を発表 小規模事業者がメディア化できるように

・PayPalがスモールビジネス向けの広告収益化サービス「Ads Manager」を2026年初頭に米国などで開始
・実購買データを活用し、低コスト・簡単導入で中小企業もリテールメディア化を実現
・金融データと広告の融合で新たな収益モデルとプライバシー規制の課題が浮上

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PayPal、広告ネットワーク「PayPal Ads Manager」を発表 小規模事業者がメディア化できるように
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デジタル決済大手の米PayPalは10月7日、新サービス「PayPal Ads Manager」を発表しました。同社が抱える数千万規模のスモールビジネス(SMB)事業者が、自社のウェブサイトやアプリを活用して広告収益を得られる仕組みで、2026年初頭に米国で提供を開始、英国とドイツにも順次展開する予定です。

これまで「リテールメディア」と呼ばれる分野は、AmazonやWalmartなど一部の巨大ECプレイヤーが参入し、高い利益率を誇る新たな収益源として注目されてきました。PayPalはこの市場を「スモールビジネスに開放する」としており、同社広告部門のマーク・グレザーSVPは「中小企業がこの成長モデルに参加できるようにする」と述べています。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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