SNSスタートアップ企業メディアエイドは、総額10億円の資金調達を完了したと発表しました。同社は「知らなかったを救う。」をミッションに掲げ、2021年の創業以来、各種SNSを活用した企業支援を展開するSNSソリューション事業を運営しています。これまで大手企業や自治体をはじめ、累計500社以上を支援してきた実績があります。
今回の資金調達は、三菱UFJ銀行や北國銀行など複数の金融機関からのデットファイナンスに加え、タイミー代表取締役社長の小川嶺氏、LayerX代表取締役CEOの福島良典氏ら8名のエンジェル投資家からの出資により実現しました。
同社は資金調達について、継続的な成長への評価に加え、ソーシャルコマース領域への本格進出と「メディアのパラダイムシフト」をあらゆる業界に起こすSNSプラットフォーム事業への将来性が評価されたと説明しています。
調達した資金は、人材の採用や組織体制の強化に活用し、事業基盤の安定と拡大を図る予定です。また、BytedanceのTikTok上のEC機能「TikTok Shop」の日本展開にあわせて「TikTok Shopトータル支援サービス」を開始し、ライブコマースをはじめとするソーシャルコマース領域にも本格進出します。
三菱UFJ銀行池袋支店 営業第三部長の横山実氏は「ソーシャルメディアを活用した企業活動の高まりは近年ますます顕著になっており、メディアエイドの成長戦略と将来性に共感した」とコメント。北國銀行東京営業部の中谷仁彦氏も「特に今後の市場成長が見込まれるソーシャルコマース領域の潮流を的確に捉えた経営戦略は、非常に高い将来性を有している」と評価しています。
投資家からも期待の声が寄せられており、小川氏は「これまでの常識や枠組みにとらわれず、新しい出会いの場を創出しようとする挑戦に大きな期待を寄せている」と述べています。福島氏は「データとテクノロジーを最大限に活用し、社会や産業の構造そのものを変革しようと挑戦している点を高く評価している」とコメントしました。
同社は今後も変化する市場環境や成長機会を見据え、資本効率を重視したファイナンス手法を柔軟に活用し、ステークホルダーとともに持続的な企業成長を加速させていく方針です。