音声ITスタートアップ「Voicy」が、グローバル・ブレイン、D4V、TBS、電通などから約7億円の資金調達

株式会社Voicyは、グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合D4V1号投資事業有限責任組合TBS ・イノベーション・パートナーズ2号投資事業組合電通デジタル投資事業有限責任組合中京テレビ放送株式会社株式会社スポーツニッポン新聞社から約7億円資金調達しました。

株式会社Voicyは、音声配信インフラの開発・提供、ボイスメディア「Voicy」 の開発運営、音声体験のデザイン・ コンサルティングを行い、簡単な録音・放送システムと、スマートスピーカーなど多端末への配信の仕組みを通じて、多くの活字メディアやラジオ局、芸能事務所などと連携しています。

自社メディア「Voicy」は、ビジネスの専門家やミュージシャン、インフルエンサーなどの「声のブログ」やニュース・天気予報などの情報、事業会社のオリジナルチャンネルなど、200チャンネル以上をすべて無料で放送しています。活躍する個人パーソナリティのチャンネルに、上場企業を含むスポンサーがつくものもあり、声で活躍するパーソナリティが増えているといいます。

ボイスメディア「Voicy」の利用者数は2018年に30倍以上に伸び、今後も成長拡大が見込まれ、さらに多くの企業や個人が、IoT時代の新しい音声放送を発信する側になると期待されています。各社と多様なシナジーを生み、コンテンツ開発、幅広い事業連携を行っていくといいます。

今回調達した資金は、世界のVoice Techをリードするテックカンパニーになるための「技術組織の増強」、音声データを利用した「新しい音声コンテンツの開発」、次世代の新しい音声メディアとしての「ブランディングや企画」、既存メディアや広告との事業提携による「新しいサービス開発」に投資するとしています。

今回の増資に伴い、Voice Techをリードするプロダクト開発チーム・エンジニア人材の採用強化を行い、ボイスメディア「Voicy」のアプリリニューアルや音声インフラの再構築などを経て、社会に新しい音声の体験と価値を提供するとしています。

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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Nakashima Takeharu
Nakashima Takeharu
「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

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