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ユーザベース、「Quartz」の売却を模索か…WSJ報じる

ユーザベースが2018年に買収した米国のビジネスメディア「Quartz」の売却を模索していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが事情に詳しい関係者の話として伝えました。

ユーザーベースでは2018年7月にAtlantic Mediaが保有していたQuartz Mediaを82.5億円と業績達成に応じたアーンアウトで買収。クオリティメディアとして高い評価を受けていたQuartzを傘下に収める事で海外展開への橋頭堡としながら、広告モデルからNewsPicks同様のサブスクリプションモデルへの転換を進めてきました。

しかし依然として広告はQuartzの売上の大きな部分を占めていて、広告では新型コロナウイルスによる影響もあり第2四半期累計期間では売上高が昨年から半減していました。ユーザーベースでは広告事業のリストラを実施し、今年6月に構造改革費用として2.6億円を計上、固定費を年間1250万ドル削減したとしていました。

今年8月に公表されたユーザーベースの第2四半期業績では、新型コロナウイルスの中でサブスクリプション会員が増加し、ARR(年間のサブスクリプション契約からの収益)は2億円まで拡大したと報告される一方で、依然として大きな損失を計上している事が説明されていました。SPEEDA、NewsPicks、FORCUSなど他の事業が順調に成長する中で、Quartz事業のみが大きな損失を出している状況でした。

日本ではQuartz Japanのブランドでニュースレターを中心としたメディア展開を模索しています。

以前Quartzに勤めていたある編集者はツイッターで「買収後にQuartzを去った私達多くにとっては、その方向性が意味をなさなかったという悲しい日になりました。率直に言ってQuartzで働くのはとても楽しかったですし、昔のQuartzが懐かしいです」と述べています

新型コロナウイルスによって広告モデルで展開してきたメディアは苦戦を強いられていて、ベライゾンが「ハフポスト」の売却を模索しているというニュースもありました。「Quartz」も買収金額を大きく下回る金額での売却模索となっています。

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