メディアのイノベーションの鍵は「地域」「大手企業」「スタートアップ」?メディアによる場づくり、コミュニティ形成の方法とは…メディアインキュベート・浜崎

2021年6月28日、文化放送「浜松町 Innovation Culture Cafe」とコラボ企画で『大企業のイノベーションとスタートアップ連携の今』を開催いたします。

豪華登壇者の方にお話いただく予定で、Panasonic Game Changer Catapult代表・深田昌則様、FUJITSU ACCELERATOR・イノベーション鈴木様、ピアラベンチャーズ・中有哉様に取り組まれている事業、メディアに対してのお考えなどお伺いします。

深田様イノベーション鈴木様は大手企業にお勤めで、新しい事業を作るべく、プログラムを開催したり、新サービスの立ち上げられています。中様は地方の企業様の商品開発やマーケティング支援を行い、魅力ある方々の掘り起こしも行っています。

また、今回コラボさせていただいている「浜松町 Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)ですが、早稲田大学ビジネススクールの教授の入山章栄様がパーソナリティを務め、オンラインサロンも運営し、メディアを起点に事業開発を進めていらっしゃいます。番組には深田様を始め、毎回素晴らしいゲストの方々がいらっしゃいます。場づくり、コミュニティ形成をしているモデルケースではないでしょうか。

私も2020年末には、場起点の「共創」と「ファンクラブ化」というテーマで記事を書きました。2021年6月21日には、ピクシブがみんなの銀行と連携して、pixivユーザー向けオリジナル銀行サービスの提供を発表いたしました。MERYもコミュニティMERY&、MERY shopとm.aboutなどのEC事業 に注力するとのことです。

2019年7月に「メディアがどんどんと事業会社化していく」といったタイトルで書いた記事では『これからそんな他業種とメディアの協業が進んでいくと思います。メディアがどんどんと事業会社化していくのではないでしょうか。それは、不動産業を営むなどではなく、メディアがよりブランド化して、ファンをより作り、コミュニティを形成して、共に事業を作っていくんだと思います。』と語っていましたが、どんどんと実例も出てきて、より現実化しているように思います。

2021年5月に行ったイベントでは、「熱いコミュニティの作り方」と題してNewsPicks、LIPS、MERY、琉球アスティーダ、講談社と多様な方々に登壇いただきました。

ここ数年で新しくメディア事業に取り組み、メディアに留まらず、事業展開されている会社が目立ちます。大手の出版社で実績を残されているお話もそうですし、スポーツはメディアと捉えた時に、早川社長のリーダーシップのもと、さまざまなアライアンスを組み、そして、マーケティングプラットフォームとして事業モデル構築している事例は、メディアにとっても非常に学びがあったのでは、と思いました。

2020年末には「メディアの競合はメディアなのか、橋渡し役の必要性」という記事を書きましたが、『メディアにファイナンスや、協業の概念をより持ち込むこと』について関心があると発信していました。イベントでの登壇や、事例として紹介させていただいた企業の方々は、まさにこの二つを効果的に活用し、事業推進をされているのではないでしょうか。

ただ、協業やファイナンスが大事だと仮にした時に、それを分かった上で実践するには、協業先のメリットを理解するためにビジネスモデルに熟知する必要があります。そして、ファイナンスも同様で、自社がどんなところに突き進むべきなのか、中長期のビジョンと照らし合わせて、現状認識を行い、足りないものを導き出す必要があります。

そのためには、異分野の方々との交流も必要ですし、交流するだけでは意味がなく、真剣勝負で日々戦っている方々と、具体的に事業をどう生み出せるか。それを真剣に議論し、提案し合い、実際にプロジェクト創出をしていく必要があるように思います。

私自身は2016年の3月に起業し、さまざまなスタートアップの取材や、実際の創業も繰り返してまいりました。また、KODANSHAtechというデジタルメディアの研究・開発に特化した新会社にも参画し、かつ、Media Innovation の運営にも携わらせていただきながらメディアの方々を取材して、イベントを行っております。

そうして、メディア、大手企業のイノベーションを起こされている方々、スタートアップと接していく中で感じたのは、このコラボレーションがより一層行われていくと、お互いにとって相乗効果があるように思いました。ただ、それぞれの方々が交わる機会はまだまだ少ないように思いました。今回のイベントは、そういった課題意識のもと、少しでもメディアの課題を解決したい、そして、大手企業の方々やスタートアップの協業がメディアとより一層進んで欲しい、そう思い、開催に至っております。

メディア的な活動自体は、インターネット、ソーシャルメディアの登場で、特に発信などは以前よりも容易にできるようになっています。情報取得の方法もさまざまになり、ビジネスモデルにも影響が出ている媒体もあります。それは地域メディアでも同様かと思います。

地域メディアが果たしてきた役割は、地域の名産物や、生活に必要な情報などより身近で大切な情報も発信してきました。地域メディアの方々は、当然ながらその地域を熟知しているでしょう。そこにマーケティング、ファイナンスなども掛け合わさると「DX=デジタルトランスフォーメーション」ではなくて「DX≒デラックス」ではないですが、地域商社的な業態もより一層増えるかもしれません。

メディア自体でもプラットフォーム構築を目指している企業もあります。ただ、新しい事業モデルを構築するためには、新しい領域にチャレンジせねばならず、そこに対しての知見は培っていかねばなりません。それは互いにメリットある関係と、思いと、いろんなものが重なって、事業創造がされていくことでしょう。

大手企業の方々のダイナミックな動き、スタートアップの新しいサービス開発やスピード、地域の培ってきた歴史や伝統、メディアの発信力やコミュニティ構築力がかけ合わさると、メディアに、そして、メディアでイノベーションが起きるのでは、と想像しています。

そういった事業展望も、継続的なコミュニケーションと、議論があってこそですし、関係構築がされ、相手を理解し、初めて事業が作られていくのではないでしょうか。そういった活動が増えるよう、関心領域に関連する情報発信と、ミニイベントの定期的な開催などを通して、仲間が集まっていき、コラボレーションが生まれていったら、と願っております。

今後も継続的に開催していきたいと思いますので、今回のイベントでもご参加いただいた際には、チャットでもそうですし、お気軽にご意見をいただき、登壇者、参加者との協業、共創が進んでいって欲しいと切に願っております。

※参加登録にはMedia Innovationの会員登録が必須です。ログイン後に下記ボタンから参加登録をお願いします。

※本イベントは有料イベントですが、Media Innovation Guildのライト会員、プレミアム会員の皆様には無料で参加いただけます。月額980円からご利用いただけますのでこの機会にぜひご登録ください(詳細)。

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【10月12日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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浜崎 正己
メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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