SO Technologies株式会は、「インターネット広告代理店の生成AI活用に関する調査」を実施し、その結果を発表しました。対象は、インターネット広告を広告代理店に委託している広告主438名です。
広告業務を委託している広告代理店が、業務で生成AIを活用する際に、広告主への事前通知が必要だと思うか尋ねたところ、49.1%が「担当者間での事前通知が必要だと思う」と回答しました。「事前通知は必要ないと思う」34.7%、「企業としての正式な通知が必要だと思う」15.3%となっており、64.4%の広告主がいずれかの通知を必要と考えていることがわかりました。
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次に、担当者間での事前通知・企業の正式通知のいずれかが必要だと思うと回答した方を対象に、具体的な通知手段に対する考えを尋ねました。その結果、いずれの手段でも「絶対に必要」「あった方が良い」とする回答が6割を超えました。中でも「代理店のWebサイト上での情報公開」は79.4%、「メールやチャット上の履歴に残る連絡」は75.5%、「ガイドラインなどの資料提出」は72.7%となっています。
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広告代理店が生成AIを活用する際に、とくに気になること、知りたいことのトップ3は、1位「品質・クオリティの変化」61.0%、2位「納品スピード」41.3%、3位「広告成果への影響」40.0%となりました。広告サービスの提供価値に関する項目に高い関心が寄せられていると言えそうです。
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広告代理店が生成AIに入力する「広告主が保有するデータの利用範囲」について利用してもよいと考えるデータを尋ねた結果は、1位「広告管理画面やGoogleアナリティクスなどの解析管理画面から見られる広告関連データ」54.1%、2位「顧客(匿名)の属性データ(年齢、性別、職業など)」53.0%、3位「顧客(匿名)アンケートや商品レビューなど、顧客から回収したデータ」51.4%となりました。
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