メディアジーンが運営するビジネスニュースメディア「ビジネス インサイダー ジャパン」が、JTI（ジャーナリズム・トラスト・イニシアティブ）の認証を取得しました。ビジネス インサイダー ジャパンは、日本で初めてJTI透明性レポートを公開したメディアとなります。
JTIは、国境なき記者団（RSF）によって設計されたジャーナリズム制作におけるベストプラクティスの国際標準です。参加メディアは、ヨーロッパやアメリカ、アフリカ、アジアを含むグローバルで85カ国以上、1700以上に上っています。
JTI基準は、ISO規格として設計されており、メディアの透明性とプロ意識に関する130の客観的基準から構成されるものです。基準には、編集方針の適用や訂正メカニズムの有無、自動生成コンテンツの管理、内部・外部統制、収入源などが含まれています。
「ビジネス インサイダー ジャパン」は、ニューヨークに拠点を置き、2.8億人以上の読者を抱える経済メディア「Business Insider」の日本版です。2017年1月に日本版を創刊して以来、「Better Capitalism──やさしさがめぐる経済をつくろう」というビジョンのもと、次世代ビジネスリーダーに向けて倫理規範に則った情報発信を継続してきました。
JTI基準への準拠は、倫理的で信頼できるジャーナリズムの国際的な最高基準を遵守するというコミットメントを示すものです。メディアジーンは、JTI認証を受けたことは一つの通過点と捉え、今後も読者、社会から信頼されるメディアであり続けられるよう努めていくと表明しています。
JTI認証の取得により、読者や広告主からの信頼が向上し、メディアの価値が一層高まることが期待されます。フェイクニュースなど情報の信頼性が問題になる中、「ビジネス インサイダー ジャパン」のJTI認証の取得は、他のメディアにも影響を与え、業界全体の信頼性向上に寄与することになりそうです。
