アドテク企業AppLovinに対する疑惑の目が強まっています。同社は昨年株価が700%以上上昇するなど注目を集めていましたが、複数の空売り調査機関から相次いで批判的な報告書が発表され、揺れる展開となっています。
最近ではマディ・ウォーターズ・リサーチが木曜日に新たな報告書を発表。同社の広告戦術がアプリストアの利用規約に「組織的に」違反し、「Meta、Snap、TikTok、Reddit、Google、その他から不正に専有IDを抽出している」と主張しました。この報告を受け、AppLovin株は木曜日に20%という記録的な下落を記録しました。
マディ・ウォーターズは、ファジー・パンダ・リサーチとカルパー・リサーチに続く3社目の空売り機関として同社を標的にしています。空売り報告書では、AppLovinのAI主導型広告技術の実態や、同社がeコマース分野に進出する動きに対して疑問を投げかけています。