宣伝会議とマスメディアンの持株会社であるKAIGIは6月30日付で、取締役会において酒井秀晃氏が代表取締役社長に就任したことおよびミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の変更を発表しました。
KAIGIは広告・マーケティング、クリエイティブに特化してメディアや教育の事業を展開する宣伝会議と、マーケティング・クリエイティブ職種に強みを持つ転職エージェントのマスメディアンを傘下に抱えています。
今回の新体制発足に先駆け、KAIGIではグループのMVVを策定しました。さらにMVVに合わせてロゴマークの刷新およびコーポレートサイトの全面リニューアルも実施しています。

新たなMVVでは、「Ecosystem for Growth and Innovation in the Digital Age」をビジョンとして掲げました。これまでも事業を通じて、人がクリエイティビティを最大限に発揮しうる場づくりに貢献してきたKAIGIグループでは、AIが浸透していく現代においても、人の成長を通じて企業ならびに社会のイノベーションを創発するエコシステムの構築を目指していくとしています。
新社長に就任した酒井秀晃氏は、富士写真フイルムからキャリアをスタートさせ、日本興業銀行に入行。みずほ銀行・みずほ証券においてメディア・広告・ICT・インフラなどをカバー、ストラクチャードファイナンスの専門組織を牽引しました。みずほ電子債権記録の代表取締役社長として金融ITインフラ開発を手がけ、総合メディカルで専務取締役としてデジタル化を推進しました。

酒井氏は金融分野での経験が長く、ファイナンスにおける高い専門性を有しています。今後は、金融でカバーしていたメディア・広告業界に関する知見や事業会社でのデジタル業務推進の経験をもとに、宣伝会議とマスメディアンの2社の資源を活用しながら、グループ横断での新たな価値創造に注力していく方針です。
酒井氏は就任にあたり、「社会全体が大きな転換期を迎える今、KAIGIグループのトップとして、従来の"宣伝"にとどまらない新たな領域にも進出し、より社会にとって役立つ企業に進化を遂げてまいりたいと思います」と述べています。
KAIGIでは今後もマーケティング、クリエイティブ、環境の3カテゴリーに特化し、メディア、広告・イベント、教育、人材の4事業のシナジーをさらに生み出しながら、産業と社会の発展に貢献していく方針です。