ユーザベースの100%子会社で、米国で経済メディア「Quartz」を運営するQuartz Media,Inc.が創業者や編集長を含む経営体制を変更したことが明らかになりました

共同創業者で共同CEO 兼 発行人を務めてきたJay Lauf氏が会長に、共同CEO 兼 編集長を務めてきたKevin J. Delaney氏は退任、新しいCEOには有料課金事業を手掛けてきたZach Seward氏が就任します。また、社長にはビジネスの責任者を務めてきたKatie Weber氏が就任しました。新しい編集長はまだ決まってないとWSJが報じています。

ユーザベースは2018年7月にAtlantic MediaからQuartz Mediaを買収。総額はアーンアウトを含めて約83.5億円。日本のNewsPicksでのサブスクリプションモデルをQuartzにも導入し、課金ビジネスを本格化させています。ユーザベースの2019年12月期の上期業績(1~6月)によれば、Quartz事業の売上は12.7億円、一方利益はEBITDAで5.2億円の損失(償却費を含めると13.8億円の損失)となっています。

ユーザベース代表取締役(共同経営者) 梅田優祐氏のコメント

創業から現在までの7年間、Quartzという素晴らしいブランドを作り上げてきてくれたKevinに最大限の感謝と敬意を表します。新しくCEOに就任するZachはQuartz創業メンバーの1人であり、プロダクトデザインからデータ分析、編集戦略など幅広い分野に従事してきました。ユーザベースによるQuartz買収後は、最重要領域である課金ビジネスの立ち上げに取り組み、同事業を成功に導くために強いリーダーシップを発揮しています。Presidentに就任するKatieは創業間もないQuartzに入社し、これまで数々の世界的有名企業とのパートナーシップを実現し、共同創業者のJayと共に広告事業の最前線で売上成長に大きく貢献してきました。今後Quartz事業をさらに成長させていけるよう、新しい経営チームと共に邁進してまいります。

新CEOと社長の経歴

Zach Seward (Chief Executive Officer)
QuartzのChief Product Officer/Executive Editorとして、製品開発、顧客の拡大、データの可視化を担当するチームを索引してきた。 前職のウォールストリートジャーナルでは、教育・健康記事の担当記者としてキャリアをスタートし、その後、同誌初のソーシャルメディア編集者となる。ウォールストリートジャーナル以前は、メディア業界を考察するハーバード大学のジャーナリズム研究所「ニーマン・ラボ」の立ち上げに貢献。

Katie Weber(President)
QuartzのChief Commercial Officerとして、各部門と連携しながら同社の売上成長、事業拡大の責務を担ってきた。2014年2月にQuartzに入社、2017年にはパートナーシップ部門バイスプレジデントに就任し、戦略事業部であるパートナーシップ部門立ち上げを指揮。同部門ではセールス、Quartz Creative、Quartz Insights、マーケティング、コラム、Quartz Bot Studioなどの活用によりパートナー各社にソリューションを提案し、高い評価を得ている。 Quartz入社以前は、Condé Nastに在籍し、数々のプロジェクトをリード。その功績を認められ、Corporate Partnerships部門のディレクターとして重要顧客を担当。また、WIREDおよびCondé Nast Digitalではセールスとマーケティングにも従事した。 大学時代は、マリスト大学でマーケティングと広告を専攻し、アイルランドのダブリン・ビジネス・スクールでビジネスも履修している。