株式会社ユーザベースは25日、三菱地所株式会社と資本業務提携を締結し、第三者割当増資で約10億円を調達。丸の内を中心に都市開発を進める三菱地所と情報発信でパートナーシップを結んでいくことを明らかにしました。
現時点で合意している業務提携の内容は、
1. 本提携の目的を実現するためのカンファレンスなどのイベントの共同開催
2.大丸有エリア(大手町、丸の内、有楽町エリアの総称)における情報発信基盤を形成するための継
続的な協議
としています。
ユーザベースが得意とするコンテンツ(動画・イベント・コミュニティ等)と三菱地所が得意とするまちづくり(大企業やスタートアップなど多様なプレイヤーの集積地の提供及び運営等)をかけ合わせて、丸の内をより魅力的でイノベーションを創出する街にしていきたいという狙いがあるようです。
1株あたりの発行金額は25日の終値1383円に対して、10%のプレミアムが付いた1521円。ただし直近では市場全体の動きに合わせて株価が下落していて、3ヶ月平均に対して25.1%のディスカウントとなります。三菱地所は1.99%を所有する株主となり、第10位の大株主となります。
ユーザベースの直近3年間の業績は以下の通り。買収したQuartz等への投資を継続しており、営業利益はマイナスとなっています。
