IABがデジタルマーケティングの将来に向けた5つのトレンドを発表・・・広告と引き換えの無料コンテンツの価値は消滅傾向

3月8日、広告メディアの業界団体IAB（Interactive Advertising Bureau）は、コンサルティング会社PwCと協力して調査したデジタルマーケティングの将来に向けたトレンドを発表しました。調査結果では、「広告配信と引き換えに無料コンテンツを提供する広告サポートコンテンツは価値を失いつつあること」をはじめとした5つのトレンドが提示されており、全面見直しを意味するThe Great Resetをメインテーマとしています。

IABのレポートの概要

IABが発表したレポートはIAB Outlook: 2021と呼ばれ、マーケティングを行う上で直面する課題や困難についての分析がなされています。具体的には、デジタルメディアの消費時間増加の観点が、消費者とメディア各社の間の溝、成長戦略、潜むリスクをどのように明らかにしたかが含まれています。調査のもととなった情報は、ブランド、代理店、出版社など各社の第一人者20人へのインタビューから得られたものであり、注目すべきトレンドを5つ挙げる結果となりました。